国内、そして海外の子ども達との交流が年々多くなり、最近では「子ども達との活動は自分の人生にプログラミングされていたのかなぁ」と嬉しそうに語る貞夫さん。
近年、学校、家庭そして社会に於いて起こる子どもたちの現状。将来、子ども達がリーダーとして活躍するために必要な資質と夢を育み、その人間形成をサポートする目的で開講される「心拓塾」。
各界で活躍されている方々を講師として迎え入れ、子ども達と親を対象に様々なテーマに基づいて授業が行われます。
先日、2回目となる講師を務めた貞夫さんの今回の授業のテーマは、「ヒーローとチームメイト」。多くのアフリカの国では、”ジェンベ”という太鼓の音やリズムがコミュニケーションのツールの一つになっています。
誰にでもとっつき易く、身体で楽しさを感じることが出来る楽器”太鼓”を使っての授業です。
当日は、パーカッションのニャンさんと彼の仲間2人がサポートとして参加してくれました。
小学1年生から4年生の子ども達を前に、どうコミュニケーションを取っていいのか戸惑い気味でしたが、まずは見慣れない太鼓の音を聴いてもらおうと、ニャンさんと2人で即興のセッションを披露。
初めて聴く音に、大人も子どもも興味津々の様子。
基本的な叩き方、そして高音、低音の出し方等などの特訓をニャンさんから受けた後、全員で貞夫さんのサックスに合わせてセッション。
限られた時間の中では、太鼓のリズムを教えるのも覚えるのも容易なことではありません。
でも皆さん段々とリズムを奏でることに夢中になり、身体中で太鼓の響きを感じながら、それぞれに楽しんでいる様子でした。
最後に全員での合奏を終え、「みんなの気持ちが音に乗って、太鼓のリズムがひとつになる。
チームワーク力や自己表現力を育むことが出来、授業のテーマにうまく結びつけられたと思う」と、手応えを感じたようです。
渡辺貞夫は「のびのびと、おおらかに生きてほしい!」と子ども達にエールを送ります。